海外送金

資金決済法の施行で海外送金に大きな変化

2009年6月17日に成立した資金決済法(正式名称:資金決済に関する法律)は2010年中に施工予定とされていました。予定通り先日の4月1日に資金決済法が施行されて、送金業務は大きな変化の時を迎えています。

資金決済法(資金決済に関する法律)

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資金決済に関する法律とは?

これまでは銀行等の預金取り扱い金融機関にのみ認められていた送金業務(資金移動サービス)ですが、「資金決済に関する法律」が施行された事で、資金移動業者としての登録さえ行なえば送金業務が可能となりました。

実体経済では、既に電子マネー等の普及等が見受けられますが、前払式証票規制法とサーバー管理型電子マネーの実質的な法整備も資金決済法の目的の一つと言えるでしょう。

詳細は金融庁の上記ページに記載されています。
もしも興味のある方はご覧になってみて下さい。

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資金決済法が施行される事で考えられるサービス

緩和された送金業務に関しては、「小額決済が対象(上限100万円)」という縛りはありますが、お金の流通が緩和される事で、お金の在り方や新たなサービス、競合との価格競争により手数料が安くなるという恩恵がうけられる可能性があります。

国内での外国人労働者が増加した事や、海外進出する企業が増えた事も手伝ってか、現在日本からの海外送金額は年間で1兆円以上と言われています。今回の規制緩和をきっかけに、先日紹介したセブン銀行が海外送金サービスに参入、それに加えてSBIホールディングの日本初となるインターネットを主要チャネルとする国際送金サービス事業と既にいくつかのサービスが始動しようとしています。

MetaTraderを利用する方の多くは海外送金を利用すると思いますが、現在それらの手数料が高額であるのはご存知の通りです。規制により手段が限定されていた事で、銀行から言われるがままの高額な手数料を支払っていた訳ですが、それらの手数料が大幅に安くなる可能性があります。

海外送金以外のサービスとしては、NTTが「相手の電話番号と名前のみで送金できるサービス」を現在検討しているとの事。対業者は勿論の事、個人間のマネーフロー改善までもが見込まれ、それこそ「お金を持たない時代」が目の前まで来ているのかもしれません。

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送金の自由化に関して雑感

現在、「海外送金をお得に利用する方法」として記事をまとめている段階なのですが、上述したように各企業が海外送金業務に参入する事で、その方法そのものが大きく変動する可能性が高いです。

既に、記事としてまとまっているのですが、上記を理由に公開に遅れが生じています。恐らく電子マネー部門、海外送金部門と手数料競争が過熱する事でしょう。

もしかすると、「MetaTrader対応の海外業者が日本の送金業者と提携してクイック入金が可能になりました」なんて記事を公開するのも遠い未来では無いのかもしれません。各種サービスが出揃った時には、ブローカーに皆で提案してみましょう。利用者の声が大きければ業者も対応してくれるのではないでしょうか^^


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2010年7月10日|コメント (0)トラックバック (0)

カテゴリー:海外送金

外国為替手数料の比較表【銀行編】

海外送金のコストを抑える為に知っておくべき為替レート(外国為替手数料)を、比較表としてまとめてみました。今回は銀行編という事で、各銀行が提示するT.T.S.レートから仲値を差し引き、手数料を算出して掲載しています。他にも多くの銀行がありますが、「お得に送金する」為に主要となりそうな銀行に絞って表にまとめています。

確認  外国為替手数料(為替レート)の比較表~【銀行編】~

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銀行で海外送金時に必要となる外国為替手数料を比較

-USDEURGBPCADCHFAUDNZD
新生銀行(Standard)0.50.510.5-0.50.5
新生銀行(Gold)0.40.40.80.4-0.40.4
新生銀行(Platinum)0.250.250.50.25-0.250.25
シティバンク(CitiBank)1111111
ゆうちょ銀行11.541.5-22
三菱東京UFJ銀行11.541.60.922
りそな銀行11.541.60.92.52.55
三井住友銀行11.44-0.92.52.55
みずほ銀行11.541.60.92.52.55
スルガ銀行11.541.6-22
ロイズTSB銀行*******
セブン銀行-------

※手数料(コスト)を算出(T.T.S - 仲値)しての数値で、単位は全て円表記です
※預け入れ金額や取引量等で手数料が優遇されるケースもあります
※Lloyds TSB銀行のレートは後日掲載します
※セブン銀行での外国送金はまだ開始されていません

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2010年5月 3日|コメント (0)トラックバック (0)

カテゴリー:海外送金

外国送金に必要となる手数料

外国送金をする時に必要となる基本的なコスト(海外送金手数料、中継先や受取側銀行への手数料、外国為替手数料、リフティングチャージ)の詳細を解説します。

外国送金に必要な手数料

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海外送金に必要となる手数料の詳細

  1. 海外送金手数料

    固定で掛かる事務手数料になります。多くの方がこちらの手数料の安さと利便性で、利用する銀行を決定しているのではないでしょうか。指定される預け入れ残高を維持する事で、手数料が優遇される銀行等も存在します。場合によっては固定ではありませんので、予定する利用方法によっては選ぶべき銀行が異なる可能性があります。

  2. 中継先、受け取り側銀行への着金手数料

    時と場合にもよりますが、受取側となる海外の銀行からも着金手続きの為の受け取り手数料が必要なケースがあります。送金先の国によっては銀行間を中継する必要があり、中継先への着金手数料が必要になる場合があります。

    この手数料はコルレスチャージと呼ばれ、事前に支払う事が可能な場合もありますが、海外銀行での手数料がどの程度かを日本の銀行が把握出来ていない事を理由に事前払いが出来ないケースも経験しました。「希望する金額をピッタリで送りたい」といった要望がある時には、利用者が送金先と中継先のコルレスチャージを事前に調べておくことが無難でしょう。

    FXトレードでの送金の場合には事前の下調べ自体が不要かと思いますので、送金額から差し引く方法を選択する事が通常でしょう。経験上10~20ドル程度で手数料は納まりますが、50~70ドル掛かるケースもあるようです。

  3. 外国為替手数料(為替レート)
    海外送金時のレートの見方

    銀行が提示する仲値(T.T.M.)に対して、送金時には外貨買いのレート(T.T.S)、外貨受取後の円転換には外貨売りのレート(T.T.B)が適用されます。FXのドル円で言えば、ロング=Ask=T.T.S、ショート=Bid=T.T.Bといった感じで、スプレッド(T.T.M.の差額分は銀行の手数料)のようなものです。

    T.T.M.は銀行と個人の取引且つ10万ドル未満の取引の際に、基準レートとして用いられるようですが、取引高や指定される預け入れ金額を維持する事で、レートの優遇が受けられる銀行も存在する為、準備金の額によっては利用するべき銀行が異なるケースも存在します。

    銀行の場合ドル円で1円の手数料が相場のようですが、PayPalの場合2.5%の手数料が掛かり2.5円程度(1$=100円とした場合)となる為、手数料を加味したトータルコストでの比較が重要です。仲値はそれぞれの業者が決める事で一定ではありませんが、それらを加味する場合、恐ろしい時間と労力が想定される為、比較には仲値推移を交えない事に決めました。

  4. リフティングチャージ

    通常の海外送金であれば銀行側は送金手数料と外国為替手数料を得る事になりますが、円をそのまま送金する際には為替手数料が徴収出来ません。そのような両替え無しの同一通貨送金を行なう場合に、銀行側が手数料を徴収する為のシステムがLifting Chargeです。

    海外のFXブローカーへ着金後にドルに替える事で手数料を抑えられる可能性があります。余談ですが、2番で説明したケースでも「外貨のまま受取」という点で同様と考えられ、同じようにリフティングチャージと表現される場合もあるようです。

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2010年4月15日|コメント (0)トラックバック (0)

カテゴリー:海外送金

PayPalに関してtwitterで誤報を流してしまいました

PayPalより送られてきたメールに関して、「使えなくなる」という内容の誤報をtwitterでツブヤキしてしまいました・・・ごめんなさい(汗)内容の訂正を報告すると共に、私のように勘違いされた方もいらっしゃるかもしれませんので、メールでのやり取りをシェアさせて頂きます。

PayPal

電子決済:PayPal
アカウントの開設:無料
送金:無料
振替:50,000円以上は無料
入金:無料

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請求機能の変更についてのお知らせ:10年3月30日のメール

いつも弊社のサービスをご利用いただき、まことにありがとうございます。
2010年3月31日以降、弊社のメールアドレスを利用した支払いサービスについて、
当面の間、商用目的(商品やサービスの購入など)以外での利用を停止させてい
ただくことになりました。

今回の措置は、日本における新たな法令を遵守するために取られるもので、
同サービスを、日本のお客様の個人間の支払いでご利用いただくことが
できなくなります。

今回の変更は、日本国外から日本国内に居住するお客様に対して行われる
個人間の支払いには適用されません。またオンラインショッピングや、商品や
サービスをメールで支払う機能につきましては、これまでと同様、ご利用いただく
ことが可能です。

今回の制限は、生活費の仕送りなど、あくまでも商用目的以外の支払いのみを
対象としています。

お客様にはご不便をおかけすることを、心よりお詫び申し上げます。
なお、個人間の支払いサービスの再開時期等につきましては、後日ご案内させて
いただきます。

今後とも何卒よろしくお願いいたします。

PayPal

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PayPalのメールに関する雑感

上記のメールをさくっと読んで、ブローカーの利用が駄目になるの?と勘違いをしてしまいました。「商用目的以外の支払い」という表現に、FX業者が含まれるのか否かという判断が出来ていなかった点が一つ。「日本における新たな法令を遵守するため」という表現に、過剰な反応をしてしまった事が一つです(汗)

明日からサービス停止という記述がありましたので、皆に早く知らせなきゃという思いで見当違いなツブヤキをしてしまいました。悪気はありませんので許して下さい^^;

「明日から利用停止」といった緊急性のある事でなければ、いつものように下調べをしてから報告出来たのですが・・・PayPalがもう少しゆとりをもって、早めに報告してくれても良いのではないかと感じました。朝の10時半にメールが来て、気付いたのが11時、あと13時間しか無いと焦ってしまいました。

質問を送信したメールの内容は、ざっとで説明しますと、海外FXブローカーでの入出金が今後一切利用できないのか、それとも一時的な利用停止なのかという事が一つ。日本における新たな法令を遵守とは具体的にどの法令で、それらの詳細が記載されるURLがあれば提示を希望する旨が一つ。明日以降よりといった一日の猶予も無い連絡になった理由を・・・という内容です。

頂いた返信は「お客様の希望するサービスに対して、今回の変更は影響がございません」という事だけでした。いつも通り、質問に対する返答が一部しか得られていませんが、外資系では当然の事と既に免疫がついています(笑)今回の件が何でもなかった事ですし良しとしましょう。

本日の件は「PayPalに頼りすぎている自分」という潜在的なリスクに、事前に気付きを得られたものと前向きに考えて、海外送金の攻略と電子マネーの強化を進めるきっかけとして良い方向に考えたいと思います。

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PayPalの発行ページ

PayPal

電子決済:PayPal
アカウントの開設:無料
送金:無料
振替:50,000円以上は無料
入金:無料


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2010年3月30日|コメント (0)トラックバック (0)

カテゴリー:海外送金

セブン銀行が海外送金サービスを開始する予定

セブン銀行が海外送金サービスを開始する事を決定した模様です。もしもこの話しが実現されれば、海外のFX業者を使う方には大変便利なサービスになるのではないでしょうか?現時点で分っているセブン銀行の海外送金サービスの概要をまとめておこうと思います。

セブン銀行(7bank)

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セブン銀行が海外送金に対応する為に準備を開始

当社は、平成 22 年1月 29 日開催の取締役会において、
The Western Union Company(以下ウエスタンユニオン、米国コロラド州エングル
ウッド、社長兼 CEO  Christina A. Gold)との業務提携の基本合意に基づき、
海外送金サービスへの新規参入に向け準備を開始することを決議いたしましたので、
お知らせいたします。

以上、「海外送金サービス」 の準備開始に関するお知らせページより抜粋
続きを読む...

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セブン銀行の新サービス「海外送金」の概要

  1. 海外送金サービスの開始予定時期
    • 2011年3月(平成23年3月)に開始予定
  2. サービスの概要
    • 従来の海外送金には無かった高い利便性
      • 全国に14,000台以上設置されたATMやネット銀行から、24時間いつでも海外に送金する事が可能となる。
      • 送金先は受け取り拠点が350,000ヶ所以上で200以上の国と地域が対象。送金手続き完了後に数分で、受け取りが可能な状態となる。
    • 送金手数料が安価
      • 送金システムを活用する事で効率化を図り、従来の海外送金サービスに比べて安価な送金手数料を実現する。
    • マネーロンダリングや不正目的での利用防止の為に十分な配慮
      • 口座開設時には厳格な本人確認を実施している。
      • 受取人の事前登録が必要となる仕組みを取り入れている。
      • 送金目的や送金額等による一定の利用制限を設けている。
  3. 業務提携先(TWUC)の概要
    • 商号:The Western Union Company
    • 本店所在地:米国コロラド州エングルウッド
    • 代表者:Christina A.Gold,
    • 事業内容:海外送金事業
    • 資本金:$7,100,000

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セブン銀行の海外送金対応にかなり期待しています

先日知ったのですが、あのセブン銀行が海外送金サービスを開始する事を決定したようです。これは海外FX業者を使う方にとっては目が離せない情報ではないでしょうか?ぶっちゃけ、個人的にはかなり期待しちゃっています。セブン大好きだし^^

サービス開始時期が来年(2011年)なので、まだまだ先だという事が残念ですが、24時間いつでも好きな時にコンビニから海外に送金できるなんて夢のような事だと思います。もしも、「海外の銀行口座が持てる」なんて素敵なサービスが始まれば、利便の面では最強になるかもしれませんね。

後は、「レート周りがどうなるか?」といった所でしょうか。ロイズのようにレート開示してくれて、尚且つ安価なレート提示をしてくれると本当に嬉しいサービスになりそうです。

調べた感じだと、現状ではレートはロイズがかなり良い線いっているのですが、ロイズは受け取り出来ないのが厄介だったりします。ブローカーによっては、「入金した方法と同じ経由でなければ出金できない。若しくは書類手続きを行い登録銀行の変更手続きが必要」等と色々ルールがあるので、その辺間違えるとかなり大変な事になったりします。

今後もMetaTraderフリークのみなさんの為に、「もっとも得になる送金方法」を模索してまいりたいと思います。情報収集と記事での掲載まで期待せずにお待ち下さい。


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2010年2月24日|コメント (0)トラックバック (1)

カテゴリー:海外送金

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