外国送金に必要となる手数料

外国送金に必要となる手数料

外国送金をする時に必要となる基本的なコスト(海外送金手数料、中継先や受取側銀行への手数料、外国為替手数料、リフティングチャージ)の詳細を解説します。

外国送金に必要な手数料

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海外送金に必要となる手数料の詳細

  1. 海外送金手数料

    固定で掛かる事務手数料になります。多くの方がこちらの手数料の安さと利便性で、利用する銀行を決定しているのではないでしょうか。指定される預け入れ残高を維持する事で、手数料が優遇される銀行等も存在します。場合によっては固定ではありませんので、予定する利用方法によっては選ぶべき銀行が異なる可能性があります。

  2. 中継先、受け取り側銀行への着金手数料

    時と場合にもよりますが、受取側となる海外の銀行からも着金手続きの為の受け取り手数料が必要なケースがあります。送金先の国によっては銀行間を中継する必要があり、中継先への着金手数料が必要になる場合があります。

    この手数料はコルレスチャージと呼ばれ、事前に支払う事が可能な場合もありますが、海外銀行での手数料がどの程度かを日本の銀行が把握出来ていない事を理由に事前払いが出来ないケースも経験しました。「希望する金額をピッタリで送りたい」といった要望がある時には、利用者が送金先と中継先のコルレスチャージを事前に調べておくことが無難でしょう。

    FXトレードでの送金の場合には事前の下調べ自体が不要かと思いますので、送金額から差し引く方法を選択する事が通常でしょう。経験上10~20ドル程度で手数料は納まりますが、50~70ドル掛かるケースもあるようです。

  3. 外国為替手数料(為替レート)
    海外送金時のレートの見方

    銀行が提示する仲値(T.T.M.)に対して、送金時には外貨買いのレート(T.T.S)、外貨受取後の円転換には外貨売りのレート(T.T.B)が適用されます。FXのドル円で言えば、ロング=Ask=T.T.S、ショート=Bid=T.T.Bといった感じで、スプレッド(T.T.M.の差額分は銀行の手数料)のようなものです。

    T.T.M.は銀行と個人の取引且つ10万ドル未満の取引の際に、基準レートとして用いられるようですが、取引高や指定される預け入れ金額を維持する事で、レートの優遇が受けられる銀行も存在する為、準備金の額によっては利用するべき銀行が異なるケースも存在します。

    銀行の場合ドル円で1円の手数料が相場のようですが、PayPalの場合2.5%の手数料が掛かり2.5円程度(1$=100円とした場合)となる為、手数料を加味したトータルコストでの比較が重要です。仲値はそれぞれの業者が決める事で一定ではありませんが、それらを加味する場合、恐ろしい時間と労力が想定される為、比較には仲値推移を交えない事に決めました。

  4. リフティングチャージ

    通常の海外送金であれば銀行側は送金手数料と外国為替手数料を得る事になりますが、円をそのまま送金する際には為替手数料が徴収出来ません。そのような両替え無しの同一通貨送金を行なう場合に、銀行側が手数料を徴収する為のシステムがLifting Chargeです。

    海外のFXブローカーへ着金後にドルに替える事で手数料を抑えられる可能性があります。余談ですが、2番で説明したケースでも「外貨のまま受取」という点で同様と考えられ、同じようにリフティングチャージと表現される場合もあるようです。

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2010年4月15日|コメント (0)トラックバック (0)

カテゴリー:海外送金

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