FX業者の良し悪しを判断する方法(値幅での比較編)

FX業者の良し悪しを判断する方法(値幅での比較編)

FX初心者の方には盲点となりやすい材料ですが、FX業者の良し悪しでトレードの結果は大幅に違ってきます。今回はFX口座を比較する一つの判断材料の提案として、レンジ幅(値幅)からブローカーのスペックを測る方法をご紹介します。と言ってもかなりアナログな方法ですが(汗)

私が行なう判断基準の一つの方法にすぎませんが、アジアセッション、オセアニアセッションの逆張り戦術を使用する方は一読されると参考になる点もあるかもしれません。

FX口座の良し悪しを比較する為の方法~値幅(レンジ幅)での比較編~

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レンジ幅の算出方法

海外のFX業者を利用する機会が増えた事ですし、今回は流行のMetaTraderを採用するAlpari UKのEURGBP、5分足での場合を取引環境に採用してみました。偶然にもラボの非公開フォーラムでブローカー検証を行う事になり、比較材料の一つとしてレンジ幅の算出を行なう事になっています。Microbeeee EAを使った場合の例として解説を進めさせて頂きたいと思います。

  1. トレード予定の時間帯を決定する
    取引を行う時間帯を決定する

    まずはFX業者毎の比較を行なう為に、トレードを行なう期間を決定する必要があります。参考EAでは予めトレード時間帯を設定できますので、チャート上に表示されるTradingTimeを確認しましょう。今回の場合はブローカーの時間帯で21時から24時まで(21:00:00-23:59:59)の3時間での取引となります。

  2. トレードを行なう時間帯に縦線を入れる
    Vertical Lineを使って決定した期間に縦線を入れる

    ピンクの四角で囲まれた、Vertical Lineを使ってトレード期間を視覚的に分かり易くしましょう。縦線を引くとヒゲが見えなくなるので、期間内の最高値と最安値が始めのバーと終わりのバーに来る場合には注意が必要です。また、今回の例の場合には23:59:59までの期間となりますので、24:00の一つ前の足(23:55)が最終のバーである事を理解しておいて下さい。

  3. 期間内の最高値と最安値のローソク足を確認する
    トレード期間内の最高値と最安値の値付け箇所を確認する

    縦線によってヒゲが見えない始めの足と終わりの足を考慮しても、青の矢印が最高値ピンクの矢印が最安値の値付けが行なわれたローソク足になります。

  4. 最高値を算出する
    最高値を算出する

    青の矢印の最高値箇所にマウスポインタを移動させます。するとMetaTraderプラットフォームの下部にローソク足のデータが表示されます。今回の場合は最高値の算出が目的ですので、H:0.87030が必要な数値となります。

  5. 最安値を算出する
    最安値を算出する

    ピンクの矢印の最安値箇所にマウスポインタを移動させます。するとMetaTraderプラットフォームの下部にローソク足のデータが表示されます。今回の場合は最安値の算出が目的ですので、L:0.86928が必要な数値となります。

  6. ローソク足データの意味
    • O:始値(Open)
    • H:高値(High)
    • L:安値(Low)
    • C:終値(Close)

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取得したレンジ幅の使用例

上記を例に考えると、最高値が0.87030で最安値が0.86928となる為、レンジ幅は10.2pipsとなります。Alpari UKは変動スプレッドを採用するブローカーですので、平均のスプレッド推移が約3pipと仮定すると、トレード時には往復で6pipsのコストが掛かる事になります。つまり・・・

最高で4.2pips獲得できるチャンスがあった

という事になりますね。同様に他のブローカーでもレンジ幅を取得したとしましょう。例としてB社(レンジ幅8pips、スプレッド2pips固定)と仮定しますと、取引時の往復コストは4pipsとなります。

最高で4pips獲得できるチャンスがあった

という事になりますね。今回の例の場合には『Alpari UKでのトレードの方が0.2pips有利』という事が分ります。スプレッドではB社の方が有利なのに、実際にはAlpari UKでの取引の方が有利だという事が数値的に分かる訳です。

皆さんも上記のような経験が実際にあるのではないでしょうか?もはや定番ですが、『スプレッドが狭ければ有利なFX業者という訳ではない』という事ですね。

今回取得したレンジ幅(期間内の値幅)を算出する事で、ブローカーの良し悪しを判断する一つの材料になる事と思います。複数の口座を持っている方は、試しにデータを取って比較してみて下さい。

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レンジ幅の取得と比較では不十分

残念な事に、今回紹介させて頂いた方法だけではブローカーの良し悪しを判断する事はできません。まず、海外FX業者の多くに見られる変動スプレッドが採用される場合には、正確なスプレッドコストを算出する事が難しい点です。常に細かく変動しますからね・・・

次に、あくまでも見かけ上での数値であるという事です。チョットした操作を入れるだけで、FX業者側はどうにでも操作可能ですからね・・・Virtual Dealer Plug-Inなる物が一時期話題となりましたが、「悪魔のプラグイン」と呼ばれるだけのトレーダー泣かせなツールも存在するようです。

まあネガティブになりすぎると運気は逃げていきますので、悪魔のプラグインに関しては「そんな物もあるんだ・・・」程度に覚えてくと良いかもしれません。Virtual Dealer Plug-Inの使用疑惑は海外のFX業者でMetaTrader採用のブローカーに限定されるのですが、実際の所このツール使うとバレバレですので^^;企業価値を下げてまで使わないだろうというのが私の結論です。

でも・・・『一時的に良い思いをさせて、最終的には骨の髄までかっさらってやろう』そんなコンセプトのブローカーが存在しないとも言いきれません^^;新規の海外口座に手を出す場合には、それなりのリスクを覚悟して挑みましょう。やはり老舗な業者が安心ですけどね。

話しが大分反れましたが、結局の所は複数のライブ口座を同条件でテストトレードする以外に比較を行なう方法はありません。「ナンジャそりゃ」という感じですが、リアル口座でテストトレードをした場合には、「レンジ幅を算出しておくと良いですよ」と微妙な回答を置いて終わります(笑)

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